2008-07-31

メジャーに対するマイナーの気概を考えてみた!

『footballista』という海外サッカー専門雑誌があります。
私にとって、今現在もっとも心地よい紙媒体。
何しろモノづくりに対する気概がすばらしい。
編集長兼トップライターは木村浩嗣氏。歯に衣着せぬ論説が持ち味で、最近はスカパーやイベントでの露出も増えてきましたね。木村氏のコラムは「大手マスコミに対して誰もが言いたいこと」を痛烈に語り上げてくれるものが多いのです。
私の見た中で最近のヒットセンテンスは、
" メディアがメジャーと添い寝していて、誰がマイナーの窓になるのか? "(♯83の7ページ目)。

ねえ。
名文句ですよ。

ここから先は、私の駄文です。あしからず。
たとえばサッカーというスポーツジャンルは世界のメジャーですとも。
でもルーマニアやベネズエラのサッカーは市場としてマイナーなわけです。
日本ではなおさら価値がないから、商売には直結しない
それでも、そういうところにも目を光らせて、いい素材があれば紹介する。
それが些少の分であっても、ひょっとしてブレイクするかもしれないじゃん、という色気を出してもいいと思うのですよ。
ブレイクしてから「オレ、知っていたよ」「前から評価してたよ」って言うのは恥ずかしい。

あー、でも、それならまだいいか……。

たとえばケーキの大きさがある程度決まっていて、その半分の量を確保できるとする。
でもね、1ホールまるまるじゃなきゃ、買わない・売らない! という判断をする方々もいらっしゃる。
でもそれって、「半分」を買う機会を奪っているってことでしょう。
確実に存在する「半分」を売る機会を失っているってことでしょう。

『ターミネーター2』の制作は許すけど、『ターミネーター』の制作は許さないってこと?
それはさぁ、自分たちで首を絞めているように思えるんだ……。
大きなケーキをかじりつつ、ひと口サイズのプチシューを食べる人もいるわけで。
それがハーフサイズのピザであっても、だからこそ、注文する人はいるわけで。

メロン1個を売ることも、ぶどう1房を売ることも、
大事なことだと思うんだけどなあ……。

昔は質のいいミカンを大事に扱っていたけど、
今はブランド物のメロンしか仕入れません、売りません。
みたいなフルーツ専門店を、かつての常連客は支持してくれるのでしょうか。
おやすみなさい。

'k ´ー`)<メロンの食べ方も人それぞれ……。

↓最近個人的に食べて美味しかったもの↓

2008-07-22

『ととモノ。』を遊んでみた!!

夏休みに入ったからでしょうか、各交通機関で黙々とモンスターハンターをプレイしている子供たちを多く見かけます。
超絶ヒット作になったので、各媒体もカプコンもスルーしている事ですが、『モンスターハンターポータブル2G』はCERO_C(15歳以上対象)だからな!!
お母さんやPTAに気をつけろよ!!
学校で取り上げられて矢面に立たされるのはゲーム業界だからな!!
そこんところ気をつけて、良い子の皆はできるだけコソコソと遊ぶように。

まあそんなことを気にかけられるくらいには、一般世界に戻ってまいりましたよ。7月に入ってからというもの、"それどころではない" 状況が続き、趣味的活動は自己封印。ようやくそれが解けたというわけです。
この連休はだらーりだらーり、『モンスターハンターP2G』や『剣と魔法と学園モノ。』をプレイしていました。

『剣と魔法と学園モノ。』とは、昨月26日の発売から先週までに、約50,000本の売り上げを示している、PSPの隠れたスマッシュヒット作。ちょうどモンハン疲れしたユーザーが多い時期とも被ったのでしょうが、PS2『ウィザードリィXth2』のガワを取り替えただけの内容でこの本数が売れるとは、販売のアクワイアも想定外でしょう。


ゲーム開発の視点で観ると、換骨奪胎きわまれり。カドルト神に詰まっていた胎児のようなグロテスクさを持つ『ととモノ。』。それがユーザーに受け入れられたの理由のひとつとして、命名することの楽しさが挙げられるのではないでしょうか。RPGの楽しみの原点である、命名=キャラクター設定のためのブレインストーミング。
のきなみ"喋る" 最近のゲームでは、なかなか味わえない感覚ですからね。
ちなみに私の『ととモノ。』パーティのキャラクター名は、ニトクリス、ヅシャクオン、ルド・プリン、シュラッハ、アファームド、バルバロ。クトゥルフだったり名馬だったりね。
そりゃあ楽しいわけだわさ。

'k ´ー`)<そんなに馬鹿にしたものでもありません。まあ、元のシステムがWizだから、破綻しきれるわけがないとも言えますが……。