2009-01-23

『スパロボZ』ひとり反省会 その3



そんなわけで、眠れない夜に綴る『スーパーロボット大戦Z』ひとり反省会メモの第3回。

・ストーリー
第1回でも触れたように、名作『α外伝』がベースなので大筋は楽しめました。
ブツ切りエピソード(ダイナミック系・ザブングル・GX・バルディオス・SEEDなどなど)も、投げっぱなしエピソード(ハマーン・フロスト兄弟・ギンガナム・並行世界のリョウ、シャアの示唆などなど)も、原作を知っているにせよ、知らないにせよ、『Z』本編を楽しむ分には過不足ないと思いますしね。
多数の勢力が入り乱れて、かつ立場が二転三転するので大混乱するわけですが、要するに目の前にいる奴は敵だ!少年の恋を邪魔する奴は悪だ!という流れでしかないし。

・カイメラ&エーデル&アサキム
カイメラの存在価値はほぼ無かったような……。
最後まで連邦軍として動くのも小物風情たっぷりだったし、そのくせ機体は3種類の使いまわしだし、格好悪いし……。インスペクターやゲストを見習え、ってなもんですわ。

エーデルはヒステリックの度が過ぎて、むしろ可愛いでしょ、このヒト。

アサキムをアナグラムするとASAKIM≒MASAKIなわけで、今後『OG3』で決着が付くんですかね。ギリアム、イングラム、ユーゼス、クォヴレーあたりと絡んで。それとも『Z』シリーズの中で引っ張るのでしょうか。どっちもか。12の戦士が云々とか思わせぶりなことを言うだけ言って退場しちゃいましたが。てっきりラストで戦うんだと思ってましたよ。キャラ造形はともかく、黒いサイバスターは支持可能。

ただし、ジ・エーデル、お前はダメだ。以下に続く。


・ジ・エーデル
キャラクター立ては悪くない。
悪くないけど……ラストにお前はダメだ。
まるでユーゼスの前のラオデキヤ。ネオ・グランゾンの前のグランゾン。
それに、攻撃力が弱いよ……。弱すぎる。

50時間近くのプレイを要するソフトで、ラストの敵を倒しても満足感が得られないのは問題でしょう、と。


・まとめ
次回作ありきの作品であっても、物語は作品内で消化してほしい。ということでひとつ。さて、スペシャルディスクまでにセツコ編を遊んでおくか……。

『スパロボZ』ひとり反省会 おわり

2009-01-15

『スパロボZ』ひとり反省会 その2

さあ、みんなでうたおう!
  _  ∩  ガンガンレオン!ガンレオン♪
( ゚∀゚)彡 ガンガンレオン!ガンレオン♪
(  ⊂彡  ガンガンレオン!ガンレオン♪
|    |   ガンガンレオン!ガン♪
し ⌒J   ラ・ン・ド・クラッシャアアア♪


そんなわけで、5月にスペシャルディスクの発売を控える『スーパーロボット大戦Z』ひとり反省会メモの第2回。

・基本システム
難易度は非常に低かったですね。PPは余りすぎるし、資金も困ることはほとんどなし。各ユニットとも基本的に強い。1マップごとの特殊条件を満たすと獲得できるSRポイントも、特に意識せずにプレイした私ですら、58話の時点で48ありました。以前は熟練度ポイントというシステムで、それなりに獲得は苦労を擁したはずですが……。もともと私がスパロボユーザーであることを考慮にいれても、歯ごたえのなさすぎるゲームになっています。単純に戦闘シチュエーションを楽しむツールとして考えれぱ、きわめて優秀なつくりですけど。スペシャルディスクで何をするつもりなのかしら。

・小隊システム
大きく改善の余地あり。
今回新規に追加された3機編成3フォーメーション制(トライ/センター/ワイド×3機)の組み合わせを考えるのはなかなか楽しいです。ただし、これが本編でいかされたとは言い難いでしょう。
グー、チョキ、パーの絶対関係まではいかずとも、ファイアーエムブレムの剣→斧→槍の3すくみ程度の相対関係を持たせてもよかったのではないかなあ、と思います。複雑になったというわけではなく、ただ構成&改名作業のボリュームが増しただけ、といった印象になってしまいましたね。
加えて、一度設定した小隊から毎回のようにイベント専用機体が離脱し、さらに復帰したそれらはリザーブ扱いになってしまうため、管理が非常にわずらわしい。このおかげでビッグ・オーが何度出撃機会を逸したことか。

あと、モビルスーツパイロットの強制乗換も、最小限に留めて欲しかった。ハリーとポゥをスモーで強制出撃させるなら、ソシエ、メシェー、コレンもカプルで強制出撃でしょうに……。

・戦闘システム
様々なギミックを盛り込んでいたようなのです。が、ガイドがないため機能していないと思われます。たとえば「プレースメント修正」。敵ユニットを囲むと、ダメージに5パーセント、+10パーセントのボーナス効果が発生するんですって……。
なんじゃ、そりゃあ!クリア後に開いた攻略本にそんなことが書いてあったわけさ。
ゲーム中に1度でも、「固いボス敵ユニットを囲め!」的な示唆があったか?
いや、何かときどきユニットの頭上に数字が出てるとは思ったけどさあ。ゲーム内で消化してないじゃん!
しかも問題は、そんなことを考慮に入れなくても難易度ハードをクリアできちゃうってことだ!
グラフィックはまあ、よく動く。
動くけど、まったくデフォルメされていない気がしますぞ。頭部を大きくするか、縮尺を変えただけの機体ばかりで。それがシャカシャカ動くから、モビルスーツはまるで虫のようなイメージに……。

たとえば、この規格でビルトビルガー&ファルケンを描かれたら、ひょろひょろでまったく可愛くないと思うー。スパロボの機体は頭部が胴体ほどの大きさで、ころころしているのが、可愛いと思います。個人的にですけどね。

つづく

2009-01-11

『スパロボZ』ひとり反省会 その1

 というわけで『スーパーロボット大戦Z』です。
11月からこっそりプレイを進め、先日ようやく男主人公シナリオをクリアしました。色々と考えさせられるパッケージだったので、メモをつけておきます。

■クリア後の素直な雑感
一言で表すなら「よくわかんないけど戦闘シーンはすごかった」。
シナリオに対する不評を知っての上でプレイしたせいか、多元世界観――別作品を別作品のままひとつの世界に集結させた――については「まあアリか」と思えましたわ。
思えただけであって、理解できないまま進めたんですけれどね。

第1話でいきなりガロードが「ガンダム、売るよ!」だもんなあ……。原作だと第七話なんですよ、これ。フリーデンに忍び込んでティファと出会ったり、フロスト兄弟が凶暴ですと呟きながら絡んできたり、ティファが化粧してサラが不愉快になったりした後ですよ。このセリフだけだと、シーンの意味がまったくわかりません。


ザブングルに至ってはゲーム開始時点でイノセントの支配が崩壊(原作終了)していて、エルチの目が完治してるし(笑)。そのあたり、世界観の構成と演出については、つくづく「α外伝」の完成度の高さを思い知らされる感じ。うまくまとめたなあ、と思える構成は、その大部分が「α外伝」を土台にしたものでしたからね(「ダイナミックプロ系UCガンダム」×「ザブングルターンAガンダムX」)。あと、キングゲイナーは富野作品ということもあって、ザブングルやターンAの世界観と馴染ませやすかっただろうな、と。
敵方が異星間連合を組むという点は過去作品の王道なので、違和感はなし。

問題はこの枠にない、今回からの新規作品。先の「ガンダム売るよ!」がごとく、単独でシナリオが進行してしまう。しかもシナリオの途中で世界が崩壊したり分岐が発生するので、本来A→B→C→D→Eという原作にa→b→c→d→eという別の原作が混じり、A→b→C→d→Eのような継ぎ接ぎシナリオになってしまっている。
スパロボの過去作品もそんなものだよ、と言ってしまえばそれまでなのですが、その過程を「世界が不安定だから」「別の世界が合体しました!」みたいな理由で続けられると、さすがに陳腐な印象を持ってもしかたないだろう、と。

これはお祭りゲームなのだ!
という原点に立ち返れば、贅沢な物言いだとは思いますよ。
それでもちょっと、ストーリーテリングの雑さが気になるまとめ方なのでした。

つづく

2009-01-09

初振替!

22時40分頃、JRの神田駅で人身事故があったとのこと。その影響で、乗ったばかりの中央線がストップ。普段なら20~30分もあれば復旧している気がするのですが、この夜に限っては1時間経っても動かず。その間、ずーっとアナウンスで「電車大幅に遅れております、上下線とも動いておりません、復旧の見込みはありませーん、振替乗車をご利用ください!ふ・り・か・え乗車をご利用くださーい!」の連呼。
結局1時間の道のりが3時間近くに……。ほとほと疲れましたよ……。

画像は振替乗車票。「券」ではないのですね。

2009-01-08

初仕事! 初詣! 初競馬! 初読書!

2009年初物メモ。

■初仕事!
元旦から、ちまちまと仕事をしています……。

■初詣!
2日。今年も池上本門寺へ。

■初競馬!
5日。京都金杯を少々。4日の中山金杯は見(けん)しました。えっ、昨年末の有馬記念? 3着エアシェイディ&4着ドリームジャーニー&5着スクリーンヒーローの3連単が本命でしたよ。ダイワスカーレットは本当に強いなあ……。
アドマイヤモナークは帰れ。

■初読書!
3~7日の移動中に。早川書房「人類が消えた世界」。
一見するとSFのようなタイトルですが、ノンフィクション。
原題は「THE WORLD WITHOUT US」。邦題はその直訳になっているわけですが、意味合いとしては「人類が“いる”世界」の方がふさわしいと思える内容です。よくある原罪的な解釈に陥ることなく、マクロな視点で事実を積み重ねていくスタイルは、研究報告書のようでもあり。今日の世界の有り様を淡々と綴っていきます。
著された“日常になってしまった非日常のグロテスクさ”たるや――。
特にプラスチックのエピソード(9章、10章)は我々日本人にとっても馴染み深い問題なので、立ち読みしてでも知っておくべし!

'k ´ー`)<ガンガン食べて、ガンガン仕事をしますよ!

2009-01-01

よろしく2009!

地上波TVを見るときは、PCでMonsterTVを使用しています。
今日は予定を変更して自宅におりましので、TVKで放映されていた「機動戦士ガンダム」劇場版3部作を見ながら過ごしました。何度見たかわかりませんが、やはり凄まじい傑作です。感動します。昨年は、改訂版の「幼年期の終わり」を何度も読んで、名作は時の流れに関わらず名作だ! と感じ入ったものです。それに近い感覚が、ガンダムにはありますね。




そういえば、昨年書きかけのコラムがあるのを忘れてました。【1】【2】【3】年度内にまとめてみようと思います。

おまけ【逆襲のシャアwithカミーユ・ビダン】MAD動画

'k ´ー`)<↑のMADはカミーユがロンド・ベルに参加していたら? なif動画です。対して、重力に絶望したカミーユが、ネオ・ジオンに参じていたら……と夢想する元旦の夜。シャアは政治に専念して、アムロの相手はサザビーを駆るカミーユで……。